忘れ去られた世界の片隅に4つのAAは住み生きていた。
彼らが出会ったあの時から世界は忘れ去られていた。
この世界は後に全てが忘れられる。
記録は殆ど残っていない。
そんな世界に
4つ+αのAAが結果的にいたのである。
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( ) ( ) ( ) ( ) )
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(,, Д )
ある者は村のために力を求めて戦うが
時の流れはとても早く求める力に追いつけない。
やがて【ロスト】に飲み込まれていき
その村もまた滅び衰え忘れられた世界の一部となる。
(* ー )
ある者は村の出身で傷付いてる人々を自らの手で
癒やすのが生きがい…
しかし村は【ロスト】に飲み込まれかつての機能を
失い村は忘れられた世界の一部となる。
( ・∀ )
ある者は想像深き者だった。
その想像を形に残す術をその者は求めていた。
忘れられた世界が徐々に巨大になっていく中
残す術をひたすら求める。
( ∀`)
ある者は嫌われ者の異端者で憎しみを
増して生きていた。
そんな中である者は他人を嫌がらせするようになった
世界が忘れられようとも手を止めない。
力を求める者、癒す者の2つのAA
想像深き者、嫌われ者の2つのAAは知人のような
存在であった。
(▓▓▓)
そんな世界にぽつんと投げ出された存在がいた。
影のような謎のAAが。
謎のAAを見るからに
小さな翼を持っているように見えた。
ある者は何故かしらの物を付けて
認識出来るようにした。
想像深き者に謎のAAを任せていた。
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いつしか
嫌われ者が力を求める者と遭遇することになる。
性格が真逆な2人は仲があまり良いとは言えなかったが
癒す者の仲介により2人を大人しくさせた。
嫌われ者は何を思ったのかこの2人を
想像深き者に会わすことにした。
最初はあまり想像深き者は乗り気では無かったが
持ち前の柔軟さにより次第に打ち解けていく。
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想像深き者は謎のAAの姿が何かしらの外傷により
失われていることに気付いたらしく
想像深き者は形を残す術を使い新しく形を作った。
何故か顔がある者と似ておりある者は不服そうでは
あったが案外想像通りかもしれないとある者は
やれやれとポーズを取っていた。
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想像深き者が言うにその存在はこの世界と異なる場所
にいた存在ではないかと言う。
彼の発想力には驚かされるとある者は言う。
ある者は【奥の手】を持っていた。
想像深き者がそれに耳を傾けると
力を求める者と癒す者にその協力を促す。
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ある者は言う。
この世界に依存する必要があるか?と
それはただ滅んでいき忘れ去られた世界を
見捨て別の世界に無理やり流れ着く【力】であると。
しかし、彼らにはもう全てを失われているような
ものでありその問いは愚問なのである。
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彼らが1体になる時、この世界へと抜け出し
新たな世界への旅立ちとなる。
忘却世界で起こった出来事を彼らの記憶が消えない
限り残り続ける。
それは新たな世界への布石として彼らは
やがて【守護存在】と呼ばれるようになる。
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しかし、謎のAAは彼らにしがみつき続けられず
別の次元に落としてしまった。
それが少しばかりの悔いなのかも知れない。
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…そんな忘れ去られた世界の出来事を
もうこの世には僕と彼以外は覚えていない。
彼も彼女ももうこの世にはいない。
精神体はその記憶は引き継いでいないから
話が噛み合わない。
全知の存在…そんな存在じゃない限りこの話は
誰にも言えないし分からない話だ。
想像深き者は物思いに耽ることが非常に稀にある。
あの彼はもう実に5桁を超えて存在しているのである。
そんな彼を冷やかしにからかってくる男もいるのだが…
「辛気臭い」と桃色の堕天使に言われたばかり
なのだがこればかりはいつになっても受け入れ難い。
この想像力豊かさは時にして災いに転じる。
僕にはこの想像を生かすことが何よりも大事なのだと
かつての創造に言い聞かせていた。
( °∀°)(・∀・三)(またあの悪い癖が発動してる…)