【天災】について

ﾚｼｰﾌﾞchapter61引用

「………だとしたら
相当な【災い】が降りかかるかもしれない。
確かに肉体的な意味では【森羅万象】寄りだが中身は……
【上位存在】より遥か古い存在だ…無意識にその力が襲う」

「ところで【背後存在】は見かけたか？」



このﾘﾃﾞｭﾙの発言は
【天災】の複雑な立ち位置を語っている。

そもそも【天災】という存在は現世の出生の親元を辿れば
ｳﾛﾎﾞﾛｽ←ｲｰﾃﾞｨﾆｱ(森羅万象完全体)←ﾅﾚｺﾗﾙという
ある意味自然系統→森羅万象系統→ｳﾛﾎﾞﾛｽ系統のようなものである(それは妹弟たちにも言えるが)

すなわち大元を辿れば少なくとも【自然】系統のようなものなので扱いは非常に困る存在である。



なお前世に遡ると【厄災】【天災】(←双子で一神一人)
(時の壁)【創造】【自然】となるため
中身自体はﾘﾃﾞｭﾙの言う通りに【上位存在】より
遥か古い存在、尚且つきょうだいのような存在である。

ちなみに【厄災】以外は全て成れの果て
または転生しているため認識しにくく
後、後ろ2体は常人には見えない。
そのためか【天災】自身の持つ強大な力は
【創造】や【自然】もっと悪く言えば
【厄災】すらを上回っているとされており
非常に扱いに困る存在とされている。

激しくギコ嫌っている根本的な原因は
この前世部分の彼が非常に強く影響しているのだが
育て親の影響もあって前世の彼はともかく
現世の彼は何処となくギコっぽい表情をすることもある。


ちなみに【背後存在】は始祖の端切れのようなもののため
扱い以前の問題ではあるのだが始祖自体知らないヒトには
知らない存在のため認知されてる方が珍しい。

また見えているとしても【天災】に張り付いている時は
基本的に全く見えず【天災】の足元か緑のﾏﾌﾗｰを着用してる
場合そこに張り付いてることが多く【天災】の動きが
激しくなる(高速回転したり高速移動したりする)ほど
【背後存在】からもっとゆっくり動いてほしいと
苦情を言われる。

(【天災】が激しい動きが怖くなくても
【背後存在】にとってはかなり怖い。)




例:怒りながら回転しだす【天災】



そんな出生である彼ではあるが中身自体はこの中で唯一の
【ヒト】である。何もかも全て卒なくこなすがそれと同時に
普通でありたいという考えがあるためなのか
【化物】呼ばわりされるのを激しく嫌っている。
ヒトであるかゆえに強大な力に振り回されてることも
少なくなく上記の中で最も【精神面】が弱い。
【天災】の【精神面】が弱ると強大な力を抑えることが
出来なくなり周囲へと影響を無意識にまき散らす。
また【精神面】が弱いせいか本人は
基本的にネガティブ傾向であり
一部の身内にすら喧嘩腰になることも少なくない。

【背後存在】は出来るだけ彼の【精神面】を安定させようと努力をするのだが時おり空振りまくることがある。
その時にどうやって彼に対応するのかが
重要になることが多い。